お子さんがピアノに向かい、一生懸命に音を奏でる姿はとても可愛いですよね。
そのキラキラした音が魔法のように部屋に広がると、それだけでほっこり癒やされます。
でもね、その美しい音を保つには「定期的な調律」が欠かせないんですよ。
ピアノって200本超の弦が張ってあり、それぞれが少しずつ伸び縮みするから、どうしても音がずれてきちゃうんです。
実はこの「定期的な調律」はピアノのメンテナンスに必要なだけじゃなくて、子供の知能や勉強の習慣にもいい影響があるって知ってました?
今日は、その秘密を少しやさしくひも解いてみましょう。
1. 調律ってそんなに必要なの?

ピアノには200本以上の弦が張られています。その1本1本が正しい張力で支え合い、はじめて美しい音を響かせます。
ところが湿度や気温の変化、使用頻度によって弦がわずかに伸び縮みし、音が少しずつずれてしまうのです。これが「調律が狂う」という状態なのです。
調律をしないまま放っておくと、そのズレは大きくなり、音の響きが悪く、聴いていても気持ちが悪くなってしまいます。
初めて当社の調律を依頼されるお客様で

子供が「なんか変な音する…」って弾きたがらなくなっちゃったので調律をお願いしてみたら、音がきれいに戻って、また楽しそうに弾き始めたんですよ!
・・・・っていうお声がとっても多いんです。
ピアノ嫌いは「変な音」が原因ってことも多いんですよ。
親御さんが子供にピアノレッスンに通わせるには、目的や希望があるはずです!
ぜひ「キレイな音色」に触れさせてあげて下さいね。
2. 子供の耳ってすごく敏感


子供って大人よりも耳が良くて、正しい音をどんどん吸収するんです。だから、ちゃんと調律されたピアノで練習すると、自然と音感が育つんですよ。
逆に音が狂ったピアノばかり弾いてると「これが正しい音」って思い込んじゃって音楽的な基礎力が欠落する事態になりかねません。



音痴の多くは後天的なものなんですって。
五感を使ってスポンジのように何でも吸収する幼児期には、音楽やリズムにたくさん触れると、お歌が上手になるようです。
3. 脳や学習習慣にもつながるって知ってた?


音楽ってただ楽しいだけじゃなくて、脳の発達にもいいんですって。
リズムに合わせて弾いたり、メロディを覚えたりすることで、記憶力や集中力まで伸びる事が数多くの研究でわかっているんです。
勉強の習慣は、小さな成功体験の積み重ねで作られていきます。ピアノも同じです。
音がずれていると「なんだかうまく弾けない」「楽しくない」と感じてしまい、練習が苦痛になることもあります。
調律されたピアノで得られる「楽しい体験の積み重ね」が、自然と学習習慣の形成を後押ししてくれるのです。



学校の先生から「課題や主題をしっかりやってますね」って褒められたことがありました。
ピアノを続けたおかげで学習習慣がついたのかな?って思います。
4. 調律しないと子供はどうなる?


忙しいと、つい調律を後回しにしてしまうこともあるでしょう。
でもその結果、大切な我が子にこんな問題が起こりやすくなります。
- 音のズレが気持ち悪く、ピアノ練習を嫌がる
- 不正確な音に慣れてしまい、音感が育ちにくくなる
- 先生宅のピアノと違いすぎて、レッスンに行きたがらなくなる
- 歌に自信がなくなり、流行りの歌さえ歌わなくなってしまう
- 学習習慣・難題への克服力が身につかない
- 我が子への投資・期待が無駄になってしまう
- 子供に嫌われたピアノが可愛そう…(番外)
- 音のズレが気持ち悪く、ピアノ練習を嫌がる
- 不正確な音に慣れてしまい、音感が育ちにくくなる
- 先生宅のピアノと違いすぎて、レッスンに行きたがらなくなる
- 歌に自信がなくなり、流行りの歌さえ歌わなくなってしまう
- 学習習慣・難題への克服力が身につかない
- 我が子への投資・期待が無駄になってしまう
- 子供に嫌われたピアノが可愛そう…(笑)
5. どのくらいの頻度でやればいいの?


一般家庭は年に1回、よく弾かれるピアノは年2回くらいで十分だと思います。
新しいピアノや、長年調律をしなかったピアノなら素材が落ち着くまで音が狂いやすいので、数年間は3~6ヶ月ごとにこまめな調律が必要な事もご理解頂きたいです。
ピアノは家具ではないんですよね…(泣)
お世話が必要な”生き物”だと思って、大切にしてあげて下さいね。
私が”ピアノは生き物だな~”って思う理由は・・・
- 環境に敏感に反応する
ピアノは木材・フェルト・鉄など、自然素材の集合体です。木は湿度や気温によって膨らんだり縮んだりしますし、フェルトは硬くなったり柔らかくなったりします。
ちょうど人が季節によって体調を崩すのと同じように、ピアノも環境の変化に影響を受けるんです。 - 呼吸しているように“動き続ける”
200本以上の弦に約20トンの張力がかかっているため、日々わずかに伸び縮みしています。音程は完全に固定されているわけではなく、少しずつズレていくのです。
まるで呼吸するように、常に小さな変化を繰り返しています。 - お世話次第で長生きする
定期的に調律やメンテナンスをしてあげれば、50年、100年と弾き続けることもできます。
人と同じで「健康診断」を怠ると、大きな病気(故障)につながってしまいます。 - 心を映すかけがいのない存在
調律が整ったピアノは、演奏者のみならず、聴衆者の気持ちに応えて美しい音を響かせます。
人に寄り添い、共に成長していく“家族の一員”のような存在ですね。
6. まとめ
ピアノの調律って、ただ楽器を直すだけじゃなくて、子供のやる気や学習習慣、さらには脳の発達にも関わってくるんです。「ピアノ、最近あんまり弾かないな…」って時は、もしかしたら音が原因かもしれませんよ。
調律して音がキレイになったら、また楽しそうに弾き始めるかもしれません。
これは子供の未来へのプレゼントになると思うので、ぜひ調律の大切さを知ってほしいなって思います。
費用や作業時間についても、当社に気軽に相談してみて下さい。
「大変な作業の割に、思ったより高くなかった!」とのお声がたくさんです!
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